事例紹介
 
  
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 フェンスのイメージチェンジ
  
元祖メッシュフェンスと言えるかも? 

およそ20年前には、軽快なデザインが珍しく、多くのモダン住宅に使われました。 
繊細なメッシュが、アルミ製にはない軽快感を演出します。 

途中、一度塗装をし直していますが、まだまだ現役! 
まったく問題有りません。 
でも、そろそろイメージチェンジでも‥‥ 
しかも、これはこのまま残していたい〜! 
だって、これはお気に入り〜多分暫くしたら、元に戻すかもしれないから‥‥ 
ならば、最近とっても安価な〜というか、安直な物が普及していると言うか‥‥ 
ラティスパネルを使おう〜!! 

で、取付け方は? 
今の柱に上下桟を付けて、それに縫い付ける? 
でも、スチール製の細い柱に穴を開けると、今後の耐久性に重大な影響が及ぶし〜 
それなら、柱の部分で枠を金具で挟んで固定しよう! 
Uボルトかコの字の金具でもいいし‥‥ 
よーし、とにかくラティス! 
必要な枚数は? 
今のフェンスが150センチ巾で6枚分。 
高さは60センチあるんで、90センチぐらいは取付け出来そう! 
 

サイズ加工です   
売ってないと思ってました〜 
90×150センチなんてサイズ! 
それでやっぱりというか、90×180センチを6枚買ってきました! 

で、枠を外してカットです〜 
枠は4隅にそれぞれ1本、計4本の木ネジで組まれています。 
他に、ラティスから枠にめがけてフィニッシュネイルが数カ所ずつ打たれています。 
フィニッシュネイルは、よく梱包などで使用されている針のような釘です。 
分解時は、枠を引っ張れば外れますが、組付け時には邪魔になります。 
大して効いてないんで、取り敢えずプライヤで引き抜いておきます。 
無くて考えられる不具合は、いずれ下枠が垂れるか、乾燥等の湿度変化で枠が暴れるか? 
でも、ラティスもとっても頼り無いので、暴れ押さえは〜? 
まあ、垂れ下がり対策ぐらいは考えましょう! 

そうそうラティスの説明です。 
このナチュラルな色のラティスは、案外取扱っている店が無い! 
大抵が妙に赤っぽくて不自然なブラウン! 
アグロガーデンで1枚1680円! 

もちろん、レッドシーダーではありません〜! 
中国産なんだろうな〜!? 
とりあえず塗装だのみってところでしょうか? 
でも、目的がはっきりしているので、これで充分! 
元々の塗装に、上塗りもする事で自己満足しときましょう! 
 

充電カッターでウイーンと ラティスを組付けているタッカーの針を避けて、寸法線を取ります。 

わずかな逃げ程度の誤差は、枠の溝の中で吸収出来ます。

余りです これで30×90パネルを作ります!? 

これをどうするかを考えるのがDIYヤー! 
でも、今は、そーっと保管しときます〜 

加工前後   
組立て用の木ネジは、しっかりしたコーススレッドビスに取替えます。 

組み立て後に、下側となる枠にドリルで水抜き穴を開けます。 
穴のサイズは、溝巾の中で出来るだけ大きく。 
10ミリ径ぐらいはないと用をなしません。 

最後に、カットした切り口はもちろん、折角ですから分解した枠の内部とラティス端部も拾い塗りします。 
水抜き穴は、特に入念に! 
ここがいい加減だと、まさに逆効果です〜! 
穴の周りのささくれ等をしっかりと取り除き、塗料が隅々まで行き渡るようにします。 
穴の中は、刷毛では難しいので、スポンジに塗料を吸わせてピンセットで押込みタップリ吸わせます。 
 

塗装の準備です   
加工の終わったラティス全体に上塗りをします。 

ブルーシートを敷いて、カットした枠を枕にして 
周囲が汚れる事を気にしていたら、しっかりと塗る事が出来ません! 

垂れた塗料がシートに溜まれば、刷毛で取ればいいやってぐらいの感じです。 
 

塗装は手間ひまかけて   
塗料は、アウトドアステインのホワイトパイン色。 
3、4Lで5800円でした。 

ラティスは表面積が大きいし、タップリと流れるように塗りたいので余分目に〜 
結果的には、およそ1/3しか残りませんでした。 

1枚両面塗るのに3〜40分! 
塗り残しが有ると意味が無いので、根気よく丁寧に。 
細かい部分は有りますが、大きな刷毛でタップリ含ませて塗った方が早く塗れます。 

ラティスのタッカーがある面を塗る時には、少し仰向けに傾けて塗ります。 
こうする事で、タッカーの傷口に塗料が入り易くなります。 
こういった細かい気使いが、有ると無いとで差が出ると思いますよ! 
 

塗装前後 左が上塗り後です。 
そんなに変わりませんが、やはり重ねた塗り分だけ濃くなります。 
もし、切り口やキズが無ければクリア(透明)タイプも有ります。
パネルの連結 取付けし易いように、2枚づつ連結しておきます。
連結部 縦枠どうしを木ネジで縫い合わせます。 
貫通しない長さのネジを交互に向い合せで打ちます。 

ネジの部分はスポンジを使って拾い塗りします。

仮設です 予め、フェンスに添って木杭を打って、仮設出来るようにしておきます。 

この段階で、取付け高さと水平を出しておきます。

こんな感じ〜   
出来上がり!っと間違えてしまいそうな雰囲気。 

連結したパネルどおしをネジで連結し、そして〜 

実は、カラー針金で縛っただけ〜! 

これでも、全く安定しています。 
何か、もう終わったような感覚です〜 

では、そのうち、保留している金具を探しに行きますか? 
 

見つけた〜!?   
仮設をタイラップでやっておこうかな〜と思っていたんですが‥‥‥ 

まさか、こんな事になろうとは! 

フェンス柱と枠2つで7センチ角ぐらいの断面。 
それを挟む金具となると、なかなかいいのが無いな〜 
と、思っていたところ‥‥ 

他の事で、オージョイフルの電気コーナーで見つけました〜! 
やっぱり、こんな事を考えるんや〜! 
ちゃんと、屋外用でバルコニーの絵が書いてある! 
Uボルトだったら点接触の部分が出来るし、金具も目に付くな〜と思っていたんで、渡りに舟! 

長いタイラップ(物)には巻かれろ!っていきますか!? 
30センチで50本入りが498円! 
むっちゃ、安上がり〜! 

で、後でわかったんですが、屋外用は正解だったんですが、バルコニーの絵は、パネルを固定するっていうんじゃなくて‥‥ 
フェンスに、イルミネーション等の配線を結束するって意味でした〜!!
しかも、『注意!一般的なコードの結束以外は使用しないでください』って念押しまで!!

う〜ん、思い込みってやつです。 
またまた、いつもの自己責任モード全開〜!!! 

でも、柱にもラティスにも優しいんで理想的〜! 
耐久性だって、予備が充分残るし〜 
実験を承知で付き合いしていこうじゃん!

ただし、良くない事例に格下げ〜!?
  

確かに目立ちません!   
試しに、フェンス柱の部分で上下2ケ所づつ、両端は3ケ所固定しました。 
すると、もうガチガチ、ぴくりともしません! 

とりあえずこれでいっときますか〜? 
今で使ったのは16本だけ。 

写真で曲げているのは、くるっとまわしやすいようにしています。 
 

止め方です   
タイラップは、角の部分にロックがくるようにします。 

写真で説明すると、手で一杯に引っ張って絞りながら角の少し右の位置に持ってきます。 
最後に、そこから角の方へ横向きにテコを効かせて、さらに絞ります。 

あんまりやり過ぎると、ラティスを傷めますし早く切れるかも? 
   
 

下枠にも   
下枠の垂れ防止も兼ねてフェンスパネルと縛ります。 
これで、22本の使用となりました。 
残り28本、丸々1回分以上の予備です。 
でも、半年もつか1年もつか?
はっきりしませんので、 充分とは言えません。

ラティスは5年ぐらいは何とか〜? 
水切れもいいし風通しもいいし、塗装していけば10年も不可能ではないかも? 
だったら、売っている内にタイラップを2〜3袋キープしておいた方が賢明! 
余分に有れば、強烈な台風って時にも、いくらでも補強出来るし〜
縛る場所は、その気になれば、いくらでも有りますから。 
 

完成!     
買ったり、塗装を乾かしたりで計2日程。 

そして、何よりとっても安上がり! 
塗料代を足しても9メートルで2万円以内です。 
もし、手持ち塗料で拾い塗りだけなら、1万円ちょっと! 

加工してフェンスのピッチと合わせているので、違和感も有りません。 
まして、そんなに安上がりにはとても見えません。 

プロでは、やれない合理的手法もDIYならでは! 
ただし、良くない事例です〜!

今後、フェンスも含めてしっかりと状況をチェックし、メンテナンスをしていかねばなりません。 
もしかしたら、取付方法も変更しないといけなくなるかもしれません。 
これも、自己責任の理解が有ればこそです。 

でも、バルコニーにしろフェンスにしろ、外側にこういった付加物を取り付けるのは、どういう方法であれ、大変危険ですから止めましょう! 

また、どんな場合であっても、万一ではなく壊れる事を前提に、取付けの可否や取り付け方を充分に検討して下さい。 
 

 
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