剪定作業っていうのは、植物に対する知識って事だけでなく、安全作業って面でも充分な注意が必要です。
枝を切った瞬間に、バランスを崩して脚立から転落って事も起ります。
とにかく、基本に忠実に!
天板には立たない、開き止めを必ず掛ける、ガタガタしている状態で登らない、スリッパで登らない。
力は5分以上は出さず、残りの5分で安全を確保!
長時間作業をしない‥‥等々。
そして、刃物もあらためて見つめると、結構危険な物です。
何が危険か? 予めよ〜く考えてみて下さい。
プロでもアクロバット作業はしません。
また、広い庭や年数の経った庭木の剪定は、結構な体力を使います。
植木屋さんが、お爺さんばかりと舐めてかかるのは大間違いです!
何せ、その道何十年の方達ばかりです。
必要な体力、無駄な作業や余分な力を使わない為の知識も万全!
とても勝ち目はありません!
どうすれば無理なく、安全に手入れ出来るか?
全体の計画を充分に立てて下さい。
どの木をどの様にどの程度、またどの順番で‥‥。
必要な道具は、どれとどれ‥‥。
少々、安全についての話が長くなりましたが、本当は、小鳥のさえずりを聞きながら、日中のんびりと、それは楽しい作業なんです。
贅沢な余暇といったところでしょうか?
さて、どんな道具を使われますか?
園芸三脚、脚立、高枝切り、刈り込み鋏、剪定鋏、剪定ノコ、熊手(がんじき)、枝箒、はたまたヘッジトリマ、チェーンソー、ふご、庭園シュレッダーにいたるまで
上記の中で朱色の道具は、是非とも追加を検討してみて下さい。
園芸三脚は、足の配置が二等辺三角形になっていて、その頂点に位置する足が伸縮します。
そのため、不整地でも安定させやすく、植え込みにも伸縮足を差し込めますので、より植木に近付けます。
庭木の大きさにもよりますが、2.7m〜3mは欲しい物です。
高枝切りは、より低い場所から安全に枝切りが出来ます。
特に、頂部に伸びる徒長枝等に便利ですが、ある程度の太さを切ろうとすると、種類は選ぶ必要が有ります。
伸縮式で3mぐらいまでありますが、重量的にも2mぐらいの物が扱い易いです。
剪定ノコは、普通ののこぎりよりも、歯が粗く、樹皮や生木をより楽に切る事が出来ます。
庭木の手入れを続けていると、刈り込みだけではどうにもならない状態になる事もあります。
混み枝を抜いたり、大枝を落としたりも時には必要です。
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