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エアポンプの修理です

  
池といってもエアポンプをダブルで付けています。

循環式フィルターも付いてるんですけど、渓流魚がいるんです! 
渓流は、とにかく酸素が豊富でしょう? 

只今、半分を残して水替え中です。 

ところで、エアポンプの修理は、別に水替えの機会でなくても良かったんですが、たまたま思い出したんです。 
アハハッ 
 

下が主役です   
実は、下側のダブルポンプの片方が出なくなっていました。 
それで、以前使っていたシングルタイプを再登板させて、2台を使っていたんです。 
何でも捨てずに、置いておくもんです。 
でも、片肺運転は、燃費も悪いし、2台使って騒音も2倍か? 
う〜ん、かなり問題の有る応急処置だったわけで、今回、修理する値打ちはありそうだ! 
(小さい事を大袈裟にいう人は大した事ありません。) 
 
エアポンプのアップ!    
そういう事で、主役のダブル式エアポンプ。

高そうですが見た目と違って、2000円ぐらいです。 
な〜んだ、買ってもしれてるじゃん! 
でも、どこも悪く無いのに捨てたらもったいないじゃん!じゃん! 
もとい、大した壊れ方で無いのに(以下同じ)。 
というか、もとから大した装置で無いのに‥‥(メーカーに叱られる) 

DIYは、お金の大小ではありません! 
ひとに依頼すれば、人件費と天秤に掛けられて葬り去られる、はかないパーツや小さな修理。 
DIYは、それを我が手で救おうという、尊い思想でありプロセスをもっているのです。

ん? 何でプロセス(過程)って? 
それを聞くの? 
‥‥結果としてとどめを刺す場合もあるからです!(妙な自信) 

要は、消耗品を交換するようにって補修パーツが販売されています。 
しかも2〜300円ぐらいで〜!(良心的です) 

これは、直さない手はないぞ〜!! 

機種番号をメモって、ホームセンターへ 
レッツゴーのはず〜? 
  

裏側から分解します   
行かないの〜? 
とことんDIY!? 
い〜え、どんな壊れ方か一応、様子をみてから行くんです。 
もしかしたら、キットで直せない場合があるかもしれません。 

裏側(底)のゴム蓋を外すと中身が見えます。 
ポンプ部は、左右両側から本体にネジ止めされていますので、それも外します。 

右上がダブルポンプ部、本体内に残っているのは電磁石です。 
 

ポンプの心臓部です   
ポンプ部を分解します。 

その前に、ポンプ部の構造は? 
左右の黒い丸い部分は、ダイアフラムで足踏みポンプでいえば、蛇腹に相当します。 
ノズルの出ている部分がポンプボディー部で、指でめくっている部分は、バルブ部(弁)です。 
一対のポンプの間にある鉄のレバーが、ポンプレバーです。 
レバーの上の四角いゴムブロックが、本体にはまって、支点となります。 
下側の四角いのは、ゴムでなくて磁石です。 
電磁石によって左右に振動され、ポンプを駆動します。 
バルブ部は、裏表の2層構造で、外側が排気弁、内側が吸気弁の役目をしています。 
弁の形はどちらも同じで、組まれる向きが違うだけです。 
 

不具合発見!   

弁を外すとかけらが落ちました。 

吸気側の弁のようです。 
念のため、ダイアフラムのひび割れ等もチェックしておきます。 
 

弁が真っ二つに 弁の押さえゴムを外すと、不具合がよくわかります。 
左側の丸い小さな穴が吸気口で、本当は弁で見えないはずなんです。 

右側の大きな穴は、裏側の排気弁への通路です。

取り出した弁です こんな薄いゴムでも疲労破壊! 
ちょうど屈伸する部分で真っ二つです。 

こんな部品だったら、自分で作りたくなるのが普通です。

弁を製作しました! ほぼ同じ厚みのゴムシートで作りました。 

何となく、元より良さそうってのは言い過ぎ?

組付けて復活です 一対のポンプは、同じ回数動いてるのに、差が出ました。 
これは、ホースの取り回しやフィルターの抵抗の違いで負荷に差が生じたんでしょう。 

キットの場合は、弁とダイアフラムがセットになっていますので、全部新品になります。

これが秘密の素材! 普通のゴムシートはどれも分厚い〜 
0、5ミリのでもちょっと厚い? 
もちろん、自転車のチューブでは厚過ぎる! 
さんざん探した挙げ句の 
オカモトさんちのゴム手袋! 
これも使い古しを素材用にと置いていた物。 
いいものを見つけました! 

これで今後、100回ぐらいは大丈夫です!

お待たせしました 小さな池の住人達。 

右端が、渓流魚のタカハヤです。 

一番のエアポンプ愛好者です。 
オイカワよりずーっと上流の、アブラハヤよりさらに上流の源流域に棲んでます〜 
渓流魚中の渓流魚! 
本当の友達は、金魚やフナじゃなくて、アマゴやオオサンショウウオなんです。

完成!の儀式って事で 200リットルの新しい水とともに‥‥ 

元気に遡って抵抗してる〜 ‥‥あきらめろ〜! 
落ちれば天国が待ってます〜 

今回のポイントは、物は使い様って事です。
それとDIYヤーは、道具だけでなく材料も色々と常備しておいた方がいいですね!

手袋弁がどのくらい長もちするか楽しみです〜

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