事例紹介

 

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ポーチ柱の取付け  デッキ工事をする前に、ポーチ柱は立てておかないといけませんね〜
でも、強度的には、あまり必要性はありません。
無い方が、広々と使い勝手もいいし。
まあ、長期的には、軒が若干下がるとは思いますが‥‥ 

では、何が狙いかというと、デッキと建物とのデザイン的な一体感を強めるって事です。
  

穴開け道具 まず、柱の準備です。
90mm径の皮むき杉丸太を買って来ました。
丸太ならば小径木を有効利用出来ます。
当り前ですが、この材から90mm角は取れません!
ただ、丸太材は軸組の加工って部分で、扱いにくいって事があります。 

いきなりですけど、
材木の芯に大きな穴を開けるって、どうやってします〜?
あまりしないですよね〜?
48mm径で10cmの深さの穴。 

色んなタイプのホールソーや座ぐりカッターは、芯にはちょっと‥‥ 

で、何とか〜ってのが、真ん中のタイプ。
全体重を大型ドリルに押し付け、ゴリゴリと5cm程掘れました。
でも、それが限度、ドリルに体重を掛けて〜では、それ以上は進みませんでした。 

しかたなく、木工錐で下穴を複数開けてから、ノミで仕上げる事に〜〜!
御存知かと思いますが、木工錐は、細い事もありますが、引っ張られる程に入っていきます。 

結論を言います〜!
大型施盤で丸太をぶん回すか、木工錐とノミで開けるのがベターです。
もちろん、48mmの木工錐とドリルの組み合わせが可能であれば、10cmでも掘れると思います。
 

柱の根元に工夫が? 丸太柱に丸い穴が開きました! 

ポーチ柱は、建物から離れて自立し、しかも、風雨にさらされたりします。 

普通は、束石や柱受け金具で据えて、根腐れを防ぎます。
この方法でも、柱を直接、コンクリートで固めるよりはずっと良いでしょう。
しかし、柱の小口の水切れって部分で、改善の余地が有るのではないでしょうか? 

この例は、デザイン要素的な柱の為、強度面に余裕も有ります。
そこで、実験的に新しいチャレンジを実施!
 

柱の頭部 柱頭は、柱径が細い為、複雑な加工を控えています。 

柱の加工が終わってから、穴も含めてタップリと木材防腐塗料を塗ります。

柱の取付部   
桁と梁の交点を柱で受けます。
穴掘りです たぶんスコップ売場で、見られた事があると思います。 

杭を立てたり、排水穴を掘ったり、肥料を入れたりと、結構使い道は有ります。 

立ったままで使うのに丁度良い長さ〜って事は?
かなりでかい!

使い方は? ハンドルを両手で持って、穴掘りの重量でズボッと突き刺します。
これは便利! 刺さった後は、ハンドルを両手で開くと、土を喰わえますので、そのまま持ち上げて横に移動します。
次に、ハンドルを閉じると口が開いて、土が下に落ちます。 

この繰り返しで、狭くて深い穴を簡単に掘る事が出来ます。

柱のゲタ足 足場鋼管を切断し、ハンマーで穴の底まで打ち込み、柱の準備は完了!
沈み止め 深く掘った穴に、余っていたピンコロを置いて、柱の沈み止めにします。 
これが無いと、パイプは、ズブズブとめり込みます。 

アルミのテラスやカーポート屋根の柱を建てる時でも、同様に必要です。

足固め 柱のゲタ足を沈み止めにのせて、モルタルで固めます。 

これなら、水切れはいいでしょう!?

立ちをチェック! 柱の鉛直は、レベルや下げ振りでチェックしますが、最終的には、周囲の鉛直な構造物と見透かして確認します。

建物の壁や左右の柱、ピッタリ重なるか? 
前後左右からくまなくチェック! 

ただし、電柱や標識ポール等、当てにならない物に注意!

完成 丸太の柱はうまく溶け込みました。

安定感も出て、ちょっと小屋の存在感が増した感じです。

これで、デッキ工事はいつでもOK!

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