ジャッキハンガー

 
お宝アイテムの移動式ハンガーと組合わせて使用する懸垂装置です。
装置は、自動車用のパンタグラフジャッキを加工する事で、本来の持上げる役目から吊り上げが出来る仕組みに変化しています。
使用法は、移動式ハンガーの左右間に渡した単管に取付け、本来と同様にジャッキハンドルを回転させる事で伸縮させます。
取付けが単管クランプ方式によって自在性に優れると共に、スクリューギヤによって巻取りの微調整も簡単です。
ただ、ジャッキ自体のストローク(作動範囲)が小さい為、使用時には細かいセッティングが必要です。
仮に、バイクを懸垂させる場合であれば、2台のジャッキハンガーを用いて、左右をバランス良く吊り上げる事が可能です。
以上のように、小さな力で安全に懸垂作業を実施出来るかも〜?って感じの、代物ですから‥‥‥
大体、押し上げ用に考えられた物を逆さで引っ張りに使うんだから、どこがぶっ壊れようが事故自己責任もいいところ〜!
自分自身で考察し、素材選びから補強の実施とか、或いは、責任を全う出来る?場合に許された装置です〜
もし、そうではない場合なら、もちろん、チェーンブロック等がお薦めですよ〜!
 

溶接は、すべて100Vミニ溶接機による手棒で実施
素材に加え溶接強度面でも実証試験を兼ねた一品
作業は、亜鉛メッキのスパッタと溶け込み不良で〜



構造上、出来るだけ鉛直方向に引く必要がある
チェーンブロックに比べて、かさ張る形状に注意

 
作り方は、上の写真を見ればわかるとおり、市販のジャッキに各パーツを溶接しています。
材料の詳細は、下の写真(内容は2セット分)のとおりで、全てホームセンターで手に入る物ばかり。
市販のパンタグラフジャッキと足場用部品の垂木用クランプ、そして、ステンレスのマルカンとチェーン。
各パーツ共に、耐荷重のより大きい物を選択すべきですが、コストとの兼ね合いが難しいところ〜
そもそも、チェーンブロックが高価って観点からスタートしている面もあるわけで、1台10000円近くは有り得ません〜!
この場合では、2〜3000円/台ぐらいで、ステンレスパーツが結構高く付くものです。
注意点としては、溶接に関する事ばかりですが、まず、ジャッキの素材がスチール製の物を選ぶ事。
そして、溶接作業に際しては、亜鉛メッキ等の表面処理に留意して作業する事。
また、使用に際しては、事前に重量物を懸垂し安全性を確認すると共に、無理のない範囲で使用する事‥‥‥etc.
書き出せばきりが無いぐらいに〜何よりも、自分以外の者に触らせない事〜!(笑)
 


戻る

Copyright  2001-2010  Makoto Nagai. All rights reserved