ステアリング

 
   ステアリング     
上下アルミ製ブラケットに鋼管シャフトの組合わせ 

ベアリングは、上下テーパーローラーベアリング式 
   


 
  
 トップブリッジを取外して単品状態にするには、キーシリンダーを取外さないと‥‥ 
 
  
 分解された、ロア−ブラケットとステムシャフトです 
 
  
 シャフトは、一見無垢の鋼棒の様ですが、実は鋼管です! 
 
  
フレームに圧入されているはずのベアリングレースが緩んでいました。 
って事は、ロックナットが緩んでステムにガタが出て首を振っていたのでは? 
また、転倒によるダメージでシャフトが曲がっている可能性も考えられます。 
 
 
  
 定盤の上で回しています 
 
  
 隙間に変化が出ています 
 
  
 アッパーベアリング部分から上が曲がっていました。 
  
 曲がりを狙いを定めて直します 
 
  
 狙い通りの部分で、きっちり直せました 
 
  
 インナーレースの圧入部を修整します 
 
  
 ベアリングを洗浄して点検します 。 

 全ローラーに、キズや磨耗がないか? 
 

  
 アウターレ−スも点検します 。 

 問題ない物は、もちろん再使用です。 
 

  
 ロア−ブラケットを磨きました 。 
 ひねって見えるのは、置き方で向かって右が浮いているからです。 

 左のストッパーは、転倒?で欠損していますが、これは、履歴証明としてこのままで! 
 

 
化粧直しの中で、鋳型のバリを綺麗に削り落しました! 

元はと言えば、鋳造ですから上下合わせの最中饅頭みたいなんです。 

おかげで、一見、削り出し風!! 

こんなお遊びするって、やっぱりヒマ!?
 

 
 
 トップブリッジは、塗装を落としてクラックや平面度等をチェックしました。 

 幸い変形等の異状は有りませんでした。
 

 
 ついでの化粧直しです。 

 一応ヘア−ライン仕上げって状態です。
 

 
フレームの穴は、アウターレースの高さで上側半分程が前方に広がっていました。
ロア−の方は、しっかりと圧入状態ですが、ホイールの凹みにあった衝撃によるものに間違いないでしょう?
恐らく、タイヤへの衝撃力が、ロア−を支点として逆向きのテコでアッパーにより強く働いたのでは?
当初、少し弛んだだけと思っていたのが、しっかりとした不具合でした〜!
まわり止めにポンチで少々と思っていたのに‥‥‥
ステムが緩まないかぎり、樹脂だけでももつかな〜〜?
でも、また同じような大きな力が繰返し入るとしたら‥‥‥
念のため、きっちりとアルミスぺーサーをかましてから接着する事にしました。
えっ!交換する時?
どついて取れないぐらいならいいんですけどね!
 
 
 
 アウターレースがポロッと外れた原因は? 

 ステムの首が曲がっていたからです。
 

 
 ポンチでかしめれる程度ではありません! 

 それに、場所が場所だけに‥‥ 

 スぺーサーを入れてエポキシで全周を接着しました。
 

 
いよいよ組付けです! グリスはモリブデンに変えました。
 
 
実は、やっぱり?ゴールドで決まり〜!! でも今後ステムは定期的にチェック!(当たり前か?)
 

 
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