ブレーキ関連
 
 
   ブレーキまわり   
 軽量な車体に大径ダブルディスク! 
 250クラスでは、レプリカ以外はシングルディスクがお決まり 
 かなり強力なストッピングパワーです! 
 見た目もかなりシャープで、いかにもの雰囲気があります 
 
   フロント    
 対向異径4ピストンの大径ダブルディスクで性能的には、文句なし! 
 マスターシリンダー、キャリパー共にブレーキフルードのもれもなし。 
 ディスクプレートの磨耗も段付きや条痕もなく程度良い。 
 フルード交換と各部清掃給脂はもちろんとして、どうせなら、パッドをシンタード等の高性能タイプに替えたいな〜 
 また、ホースもメッシュタイプに替えないと 
 
   リヤ   
 2ピストンのフローティングキャリパー 
 特に何もする必要はないけれど、余裕があれば、パッドでも替えますか? 
 もちろん、安い分で! 
 
 
 
   
ブレーキまわりは、コストがかかっている感じ。 
普通は、経年劣化がもっと進んでるはず? 
大きな問題も無く、メンテナンスをしっかりやります。 
ディスクパッドは、性能に大きく影響しますので、前後とも新品と交換します。 
 
 
   
 トキコの異径4ピストンキャリパー 

 シリンダー部分もシャープなデザイン 
 

   
 プレートも薄くて軽量デザイン 
  
  
 マスターシリンダーのオーバーホールです 
  
 ダストブーツが破れていたので‥‥‥ 
 
  
 シリンダー内の腐食、磨耗をチェック! 
 
   
 これがシリンダーとインナーパーツです 
  
 交換部品の設定がわかるまでは、全て保管 
 
 
 
  
 ピストン側面は、汚れが高温で焼き付きこびりついています。 

 この状態で新品パッドを取付けようとピストンを押し込むと!? 

 シリンダー内に汚れが入ったり、シールリングを傷つけたり 

 もちろん、後々で漏れの原因となります。 

 また、引きずりや戻り過ぎ、制動力のバラツキの原因にも! 

 本当は、有無を言わせずにOH(オーバーホ−ル)が正解!! 

 でも、自分の愛機なら様子をみるってのも可能でしょう? 

 何でも、ポイポイ交換するだけなら観察眼も技術力も進歩しません!! 

 さらに、大切な事は‥‥? 

 DIYでは、2度手間を楽しもう!!って事で〜す!!! 
  
 でも、多分大丈夫ですけど‥‥ 

 (本当のところは2度手間ってのをほとんど知らない) 
 

  
 ディスクパッドを取外した状態の対向4ピストンキャリパー 
  
 ピストンは、パッドが磨耗した分だけ表に出てきています 
 
  
 ピストンを磨いてから押し込む事でOHをしなくても大丈夫!? 
  
 もちろん、ギタギタに漏れていたらだめですよ〜! 
  
  
 パッドピンも磨いて綺麗にします。 
  
 左の状態じゃパッドの動きにも影響するでしょう? 
 
 
  
さてこの後は、ディスクパッドを買ってきて、ホースは〜 ‥‥ 

あっ、マスターのインナーキットの注文をまだしてなかった〜〜 
 

 
 
  
   パッドを買ってきました〜! 
   フロントが2セットとリヤが1セットの合計3セット。 

   ショップには、予想外に多くの種類が品揃えされており、とても迷ってしまいます。 
   4〜5種類は、有ったのではないでしょうか? 
   これだけ有ると、純正品を取り寄せるって選択はまったく思い付きません! 
   パッケージのうたい文句や価格と何度もにらめっこ〜 
   さっぱり決まりません〜! 
   せめて、オイルの様に規格が有れば、参考になるんだけど? 

   しかし、現状では、使ってみないと何とも分かりませんので、とりあえずはスタンダードとして選択! 
   一般走行に適しているんじゃないかな〜? っていう選択は、もちろんフロント重視です。 

   まあ、この組合せで暫く、あたりが付くまで使ってみて、 
   もし、不足があれば、また替える事も出来るしね! 

   それにしても、命を預けるっていうパーツの選択が、簡単にいえば想像まかせとは‥‥‥ 
   考えてみればタイヤだってそうなんだけど、タイヤは、雑誌のインプレッションに救われている〜? 
   しかも、パターンの見た目を選ぶって部分では、間違いなく100%自己表現出来るじゃん! 
   それと引き換え、パッドは、全く見えないは、おまけに性能も使ってみてのお楽しみ〜? 
   これでは、どうでもいい〜〜! ってならない方が不思議なくらい! 
   せめて、自社内比較でもいいから、グラフか何かで分かりやすい表示を考えて〜!! 
 

 
 
  
 ロッキードって聞けば、おじさんの心は騒ぐ〜! 
 セミメタっていうのが、いかにも優等生的〜!? 
 安定性も、食い付きも、耐磨耗性も、耐攻撃性も‥‥‥ 
  
 ところで、レーダーチャートでも見たの? 
 ‥‥あったら苦労しません〜! 
 あくまでも、パッド面を見てのイメージです。 
 
  
 こちらは、リヤ用の普通品?です。 
  
 コストにこだわる人って、ほめられているの? 
 それとも〜?! 
  
 
  
 セミメタリックパッドの背中には、ロッキードの文字が! 
 スリットはノーマルが1本に対して2本となっています。 
 
  
 新品パッドを組付けた状態です。 
 ピストンはいっぱいまで押し込められています。 
 この後、スプリングプレートをパッドを隠すように取付けます。 
  
  
 キャリパーは、ノーマルのままでも結構いい感じに変身〜! 
  
 軽量ボディーに大径ダブルディスク‥‥‥ 
 レプリカと違う250は、シングルが定番ですよ〜 
  
 ブレンボなんてオーバークオリティー!? 
 ミドルクラス以上の話しでしょう? 
  
 自分の腕なら、どうせガッツンパーです〜! 
  (フルブレーキと開放の事です) 
 効き過ぎると加減した操作も必要となって‥‥ 
 過渡域でのコントロール性も問われます。 
 サーキットでコンマゼロ1秒を削るわけじゃあるまいし〜! 
 突っ込んで、バイーンと立ち上がれれば幸せなんです〜!! 
  
 
 
  
 フロントキャリパーは、化粧直ししました。 
 耐熱塗料を焼付けた後、ブランド名は削り出しています。 
 
 
  
ブレーキマスターシリンダーのインナーキット(ピストンカップキット)は、注文してきました。 

これ以上、話を引きずると‥‥‥‥‥‥フェードじゃなくて‥‥ 

入荷時には、ホースも買って、一気に仕上げちゃいましょう!! 
 
 

 
 
 
    
   買ってきました〜! メッシュホース!‥‥‥中古品!! マジデ〜!?? 

   冗談です〜〜   これが、元々取付けられていた元祖メッシュホース!! 

   インナーキットが入荷したって事で、行ってきましたサイクルワールド、買ってきましたとりあえずドラスタで〜? 

   メッシュホースセットは、フロントダブルで通常12800円ぐらいが販売価格。 
   ところがセール時には、9800円ぐらいにディスカウント! 
   知っているだけに、同じもので3000円の差はデカイでしょう!? 
   と思っていると、たまたまドライバースタンドがセール中!! 

   ‥‥‥が〜? ガンマ88〜89年用しか在庫がない〜〜!! 

   幸いホースの長さが合っているので、これでいいや!!? 
   違うとすれば取付けボルト? それなら元のを使えばいいか?‥‥‥‥ 
   在庫限りかもしれないし、何よりこれ以上は、引きずらないって‥‥‥‥ 

   おやっ?適応機種にTZR? 
   そうか、将来TZRライダーが買う時に、ガンマ90〜用を買ってもらって、ボルトをコンバートしてもらえば!? 
   こんな甘い考えをもって、とりあえず買ってきたわけです。   (しとを頼るんじゃね〜!) 

   さあ一気に仕上げるぞ〜〜!! 
 

 
  
 リヤキャリパーの事、コロ〜ンと忘れてました! 
 ピンスライド式の2ピストンタイプ。 
 写真は、パッドを取外しています。  
 
  
 フロントと同様に、ピストンの露出部を磨き上げます。 
 パッドを外した後でペダルを踏むと、ピストンが余分に露出するので、ブーツやリングを傷めずに掃除出来ます。 
 
 
  
 全体を掃除し、スライド部に薄くモリブデンを塗布します。 
 最後に、コストにこだわったパッドを組みます。 
 
  
 ブレーキマスターのインナーキットです。 
 本当は、ラバーパーツだけでいいんですけど‥‥ 
 セカンダリーカップは、予めピストンに組付けられています。 
 組付け時に、ピストンカップを傷つける事も有りますので、より安全な構成です。 
 
 
 シリンダー組付け時には、ブレーキフルードをしっかり塗って行います。 
 順番は、リターンSP、プライマリーカップ、ピストン&セカンリーカップ、スナップリング、ダストブーツ。 
 組付けると、そのままでは、SPで押し戻されます。 
 そこで、親指をストッパー代わりにして、ピストンを押さえておきます。 
 
 
  
 ピストンをストロークさせてみて、スムーズに作動すればOKです。 
 この時も、カップがシリンダーから出てこない範囲で行います。 
 スナップリングプライヤで、スナップリングをきっちりと溝にはめます。 
 最後にブーツにシリコングリスを塗って組付け、ピストンエンドにも塗れば完成! 
 
 買ってきました、スウエッジライン! 
 ところで、最近は、梱包が厳重で開けるのが大変〜! 
 何もこれに限りませんが‥‥‥ 
 特に、ホッチキスが多い場合は危険ですらあります。 
 万引きが減る前に、客が血〜見るで〜!! 
 何かいい方法ないですか〜?? 
 
 
 これが、セットの内訳です。 
 ホース2本に取付部のバンジョーボルト(ホースの端)と取付けボルト、銅パッキン、ホースのクランプ、フルード、ステッカー。 
 
 
  
 まず、ホースにバンジョーボルトを組付けます。 
 この接合部は、フレア接合ですからパッキンもシール材も不用です。 
 
  
 各取付けボルトは、予定どおり元のを磨いて再使用です〜 ‥‥‥‥トホホ 
 
  
 これは、マスターシリンダー部の取付けボルトです。 
 左がノーマル(銅パッキンは取り忘れ)、右がセット分。 
 真ん中は、手持ちの分です。 
 ネジのピッチがセット分だけが粗いんです。 
 ところが、手持ちの分もボルトが短い分、パッキンの位置決め部(太い部分)が短くなっています。 
 その為、特に中間パッキンでは、位置決めにパッキンが当たりません。 
 これでは、パッキンのセンターが決まらず、大変危険です。 
 結局、予定どおりなわけです。 
 
 
  
 リザーブタンクの取付けボルトもこの際、取替えて見栄えよく! 
 フォークの白い物は、保護の為に塗ったシリコンです。 
 
  
 なかなか、手ごたえが出てこない場合には、ホース取付部をわずか緩め、プラグ同様にエア抜きすると、早く出来ます。 
 ある程度、手ごたえが出てきたらプラグからのエア抜きをしっかりと行います。 
 ただし、フルードが当然飛び出すわけですから、その覚悟と対策が必要です。 
 心配な場合は、時間をかけてプラグから抜く事です。 
 今回は、もちろん100%後者の方法で実施しました!! 
 
 
  
 タンクにフルードを入れ、エア抜きをします。 
 油圧装置にエアは禁物〜! 
 エアが混入していると、エアが圧力を吸収し、油圧が発生しないのでレバー(ペダル)がスポンジー(フワフワ)になります。 
 これだけの整備で配管内が空っぽの場合では、スポンジーどころかまったく手ごたえが有りません。 
 また、ブレーキフルードは、塗装を溶かします。 
 その為、タンク周りをウエスで保護しています。 
 もし、塗装面に付いた場合は、すぐに水で洗い流すようにします。 
  
 
  
エア抜きは、キャリパーのブリーザープラグを緩めて行います。 
レバーを握った(ペダルを踏んだ)状態で、プラグを1/4回転ぐらい緩めてエアを抜き、プラグを締め直します。 
プラグを締めてからレバーを戻し、ゆっくりと数回レバーをストロークさせた後、再び握ったままにします。 
そして、その状態で再度プラグを緩めてエアを抜き、締め直します。 
これを全箇所とも、完全にエアが出なくなるまで辛抱強く行います。 
エアは、エアといっても気泡にかぎらず、細かい状態では、白く濁った様にフル−ドに混入しています。 
その為、完全に透明なフルードが、ピストンのワンストローク分、繰返ししっかりと吐出するまで行う必要があります。 
その間、タンクのフルードを切らさない様に、随時補充を続けます。 
もし切らしてしまったら、エアを吸込んで、いつまでも作業が終わらないって事です。 
無事にエア抜きが完了し、レバーはガッチガチ〜! 
この感触が、メッシュホースの値打です!! 
 
 
  
 補足として、配管内(もちろんシリンダーも含めての事)には、水気も厳禁です! 

 ブレーキは、摩擦熱で高温となります。 
 もし、フルードが気化するとエア混入(エア噛み)同様に圧力がかからなくなってしまいます。 
 これをベーパーロック現象といいます。 
 フェードは、摩擦面が焼けて摩擦係数が低下する事で、どちらも危険な現象です。 
 ブレーキフルードは、その為に、沸点を高くしてあります(グレードで異なる)が、水気が混入するとわずか100℃で発生してしまいます。 
 しかも、ブレーキフルードには吸湿性が有りますので、保管時はもちろん、使用中もこまめにキャップをします。 
 フルードに水が混入すると白く濁りますが、そのようなフルードは、保管分であれば、即、処分し、タンクや配管内の物であれば、エア抜き作業によって、全量入れ替えます。 

 最近、パーツクリーナーが普及していますが、パーツの外観を洗っただけでも、冷却される事で内部に結露する場合があり、充分注意が必要です。 
 

 
 
 
  
組み上がったフロントブレーキ周りです。 

なかなかいい感じです〜! 

キャリパー取付けボルトも替えてあります。 

えっ、ホース取付けボルト? これもDIY的愛嬌ってもんです〜〜 

それと、リヤは、最適な長さの分が品切れだったので、今回はパスしました。 

フィーリング的には‥‥‥? リヤは、ほとんど見た目の部分ですね! 

見た目より機能です、見た目は、あまり気にしてませんので‥‥‥‥(よく言うよ) 
 

 
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